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近年、これまで当たり前に出来ていたことも制限されるようになり、私たちの働き方や生活スタイルは大きく変貌し続けています。
そうした中、VRを使ったビジネスも増え、私たちの生活も豊かになりつつあります。
今回は、VRが実際にどのような場合に活用されているのかを解説します。
VRとは
VRとは「Virtual Reality」(バーチャル・リアリティ)の略で、仮想現実と訳されています。
目の前に実在していない「仮想世界」を、あたかも現実に在る感覚で疑似体験出来るという意味です。
行動制限や非接触推奨など、私たちの生活や働き方は、大きく変化しています。
これまでは、当たり前にできていた旅行やイベント参加などが難しくなり、体験の機会が減っています。
そのような中で「バーチャル空間上にリアルに近いものを再現することができる」VRが注目を浴び、様々なビジネスにおいて有効活用されています。
ビジネスでVRがどのように活用されているのか
「VR」というと「ゲーム」で使われているイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
実は、私たちの身近な生活の中にも、VRの活用の場は広がっています。
VRで出来ること
● 物件やオフィスの内覧が可能
● 訓練や事故に備えてシュミレーションが可能
● 手術などのトレーニングが可能
● 試着やショッピングが可能
どのような効果があるのか
● リアルに近い雰囲気(状況)がイメージできる
特定の場所の雰囲気(状況)を再現し、提供することができます。
例えば「これから働く職場はどんな雰囲気かな?」という不安も、事前にVR空間で体験しておくことにより、当日「こんなはずじゃなかった!?」といったミスマッチを減らすことが可能です。
● 時間や距離の制約がなくなる。
内覧といえば、見学する側と受け入れる側の予定を合わせることが必須です。
しかし、VR空間上であれば、現地へ移動する必要がないため移動時間を削減することができます。
また、ナビゲーション機能をつけることで、見学する側が好きな時間に訪れることも可能です。
● コストを削減することが出来る。
企業が、会議や研修などの目的で、離れた場所に社員を集める際は、移動費や宿泊費などのコストが発生します。しかし、遠隔地にいながら、リアルに近い体験を共有できるようになることにより、コストを抑えて、効果的に会議や研修を実施することが可能です。
VR活用事例
活用事例を紹介していきます。
オフィス内覧
実際のオフィスをVR空間上に再現し、まるでオフィスにいるかのようなやり取りが体験ができます。
コロナ禍により、オンライン採用がますます加速し地方人材の採用も増え続ける一方で、企業訪問やオフィス見学などの機会は減少しています。応募者が実際に働くイメージや雰囲気を掴むため、オフィス内覧はもちろんのこと、実際に働いている先輩達と座談会等で話すことも出来ます。
また、VR空間上にナビゲーションキャラクターを配置することで、いつでも全ての施設を案内することが可能になり、来訪者に対して実際には対応できない時間帯であっても見学してもらうことが出来ます。
教育や研修
建設業・医療等において研修や訓練で活用され、事前体験ができます。
建設業では事故を想定した訓練などを行う際に活用され、VR空間上で再現することで安全に危険体験が可能となり、本番とより近い事前体験を通して技術向上・応用力へも有効です。
医療においては、治療やリハビリなどに有効活用され、手術のイメージトレーニングや見つけにくい患部を正確に視覚化することが出来る等、技術の精度や精度の向上、スピード向上へ繋がります。
ショッピング
実店舗にいるような感覚を味わいながら、お買い物体験ができます。
「国内外問わずにお買い物が出来たらいいな」と思う事はありませんか?VRショッピングはその場で利用出来るため、国内外の店舗でお買い物が可能となります。また、ECサイトとは異なり、商品情報をより多く取得できる所がポイントです。商品の工程過程を説明する動画が流れたり、お試し体験などが出来たり、消費者のミスマッチを少しでも減らせるよう様々な工夫がされています。一人でゆっくりと実店舗にいるような感覚で、欲しい物が手に入り、お買い物を楽しむ事が期待できます。
不動産
賃貸物件の内覧を体験することができます。
住む場所を写真だけで決めることは難しく、不動産へ行き、物件の内覧をするというやり方がこれまでの主流でした。しかし、近年の非接触接客が推奨されたことにより、不動産業界にVR技術が導入され、「VR内覧」が普及しました。そのため、時間や距離に縛られることなく物件探しが可能なり、負担を軽減することが出来るようになりました。また、不動産業界にとっても業務効率化を図る大きなメリットとなっています。
VR導入を考えている方へ
VRの導入を検討されている方や相談してみたいなという方いらっしゃいませんか?
実際には、どのような準備が必要となるのでしょうか。
VRの導入に必要なハードウェアの準備
ハードウェアの準備の一つとして、ヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)があります。
VRゴーグルを装着することで、立体的な世界が映し出されます。VRに搭載されたセンサーにより、視線を移動させても映像を感じる事が出来ます。さらに、音を一緒に表現することでさらに没入感を体験することも可能となります。
XR技術者へご相談
XR技術に関する知見は、まだまだ一般的に普及しておらず、知見がない中で企画をすることは容易ではありません。
まずは専門家に、お気軽に相談してみることをお勧めします。
まとめ
VRとは、仮想空間上で、あたかもそこに存在するかのような感覚で疑似体験と臨場感も味わうことが出来ます。
今後も技術の進化と共に、VRを使ったビジネスはさらに増えていくことが期待されます。
ぜひ皆さんもVRサービスを活用してみてください。
最後に
弊社では、XR技術を活用し本社オフィスをVR上に再現した「YAZ – VR」を開発しました。
VR内見アプリについて導入を検討している方やご相談したい方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せください。
実際の開発事例をYouTubeにもアップしています。ぜひご覧ください。